歴代最強横綱は誰か･･･【情熱的読書人間のないしょ話（558）】

散策中に、葉が赤紫のコリウスを見かけました。単色のコリウスは珍しいですね。キャッツウィスカー（ネコノヒゲ）の白い花は、その名のとおり猫の髭を思わせます。プルメリアの花は白、桃色、黄色が独特の雰囲気を醸し出しています。青いアサガオが未だ頑張っています。因みに、本日の歩数は12,303でした。

閑話休題、『土俵一途に――心に残る名力士たち』（杉山邦博著、中日新聞社）には、60年以上、大相撲を見詰めてきた元相撲放送アナウンサー・杉山邦博の相撲に対する熱い思いが籠もっています。

歴代最強横綱は誰かという興味深い問いには、自分の目で直に見た横綱の中では、大鵬、北の湖、栃錦と若の花（初代）、千代の富士の順と答えています。

名大関として、内掛けが得意だった琴ケ浜、二枚腰の北葉山が挙げられているので、嬉しくなってしまいました。子供時代、体が大きくなかった私は、小兵の琴ケ浜の真似をして大きな子相手に内掛けを仕掛けていたからです。また、体が小さいのに熱心な稽古で大関まで上った北葉山を応援していたからです。

心・技・体を兼ね備えた史上最高の横綱・双葉山の70連勝を阻止した安芸ノ海の決まり手を、翌朝の新聞は、「双葉山、安芸ノ海の右外掛けに敗れる」と一斉に報じたのですが、実際は左外掛けだったというエピソードなど、杉山ならではの内輪話がてんこ盛りの一冊です。

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