生物好きな私だが、本書によって初めて知ったことがたくさんあった・・・【情熱的読書人間のないしょ話(825)】
散策中に、カエル3人(匹)組の楽団に出会いました。因みに、本日の歩数は10,060でした。
閑話休題、『ざんねんないきもの事典――おもしろい! 進化のふしぎ』(今泉忠明監修、丸山貴史執筆協力、下間文恵・徳永明子・かわむらふゆみイラスト、高橋書店)には、生物に関して驚くべきことが書かれています。
●カツオはこうふんするとシマシマの向きが変わる。「水族館などで泳いでいるカツオを見ると、頭から尾に向かってうっすらとしまもようが出ることがあります。これを生物学上『たてじま』とよびます。しかし、えものを追いかけたりメスを追いかけたりしてカツオがこうふんすると、一瞬でしまの向きが変わります。背中からおなかにかけての太いしまもようは『よこじま』とよばれています。そしてカツオが落ち着くと、またたてじまにもどるからふしぎです。さらにカツオが死ぬと、たてじまがクッキリとこくなります」。
●フラミンゴの体が赤いのは食べ物のせい。「じつはうまれたばかりのヒナは真っ白で、大きくなるにつれて少しずつ赤くなっていくのです。赤くなるひみつは、両親から口移しでもらうフラミンゴミルクという赤い液体。この液体にふくまれるカロテンという色素が羽を色づかせるのです。ぎゃくに、両親のほうはヒナに色素をあげてしまうため、だんだんと白くなります」。
●クラゲは口と肛門がいっしょ。
●ザリガニは食べ物で体の色が変わる。
●ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスはメスのいぼになる。「ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスは、メスに出会うと体にかみついてくっつきます。一見ラブラブですが、オスの皮ふや血管はメスと合体し、最終的にメスのいぼのような存在になるという過酷な運命が待っています。もちろん、ただのいぼになるわけではなく、メスの体内に精子を送って子づくりを行う、大切な役目があります。しかしメスは複数のオスを体にくっつけるため、自分の精子が受精しなかったら、やっぱりただのいぼとして一生を終えることになるのです」。
●アリジゴクはいくら食べてもうんこをしない。
●ミノムシのメスはみのの中に引きこもったまま一生を終える。
●カマキリのオスはメスに食べられがち。
●マグロは24時間泳ぎ続けないと窒息する。
●テントウムシは鳥がはき出すほどまずい。
●カメレオンの色が変わるのは気分しだい。
●ヤマネコは冬眠中に起こされると命を落とす。
●カメムシは、自分のにおいがくさすぎて気絶する。
●クマムシが無敵なのは乾燥しているときだけ。
●ハダカデバネズミはおしっこをかけられると子どもがうめなくなる。
●チーターはスピードに特化しすぎて肉食動物なのに弱い。
生物好きな私ですが、本書によって初めて知ったことがたくさんありました。