榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

やはり、イチローは只者ではありませんね・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1487)】

【amazon 『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』 カスタマーレビュー 2019年5月16日】 情熱的読書人間のないしょ話(1487)

千葉・柏の「柏の葉公園」のバラ園は、甘い香りに包まれています。因みに、本日の歩数は12,019でした。

閑話休題、『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(「夢をつかむイチロー262のメッセージ」編集委員会、ぴあ)は、メジャーリーガー、イチローの2001年から2004年までの発言集です。

イチローの、目標を立てて、準備と訓練を積み重ね、本番の実行に移し、逆風があっても結果を出す――という彼一流の筋道が見えてきます。野球選手でなくとも、参考になる言葉がたくさん収録されています。

●夢をつかむことというのは、一気にはできません。ちいさなことをつみかさねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます。
●あこがれを持ちすぎて、自分の可能性をつぶしてしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性が広がると思います。
●そのことはまだ、目標というよりは夢ですが、これがだんだん近づいてくると、目標に変わってきます。
●第三者の評価を意識した生き方はしたくありません。自分が納得した生き方をしたいです。
●自分の思ったことをやりつづけることには後悔がありません。もしそれで失敗したとしても後悔は絶対にないはずですから。
●自分自身が何をしたいのかを、忘れてはいけません。
●進化するときというのは、形はあんまり変わりません。だけど、見えないところが変わっています。それがほんとうの進化じゃないですか。
●なにかをしようとしたとき、失敗を恐れないで、やってください。失敗して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください。かならず、将来の役に立つと思います。
●勝負の場で力の差を見せつけるのがいちばんです。野球に限らず何でも実力の差を見せてしまえばいいと思います。
●常に、先のことを予測する習慣をつけることは、大事だと思います。
●ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。
●勝ちを待っていてはなかなかきません。つかみに行かないといけません。
●ハイレベルのスピードでプレイするために、ぼくは絶えず体と心の準備はしています。自分にとっていちばん大切なことは、試合前に完璧な準備をすることです。
●準備に集中することができました。それがすべてだと思います。
●やれることはすべてやったし、手を抜いたことは一度もありません、常にやれることをやろうとした自分がいたこと。それに対して準備ができた自分がいたことを、誇りに思っています。
●なかなかうまくいかないことをのりこえようという自分がいて、のりこえられたら、それは最高です。
●満足の規準は、少なくとも、誰かに勝ったときではありません。自分が定めたものを達成したときに、出てくるものです。
●思うようにいかないときに、どう仕事をこなすかが大事です。
●メンタルな部分がおよぼす肉体への影響はとてつもなく大きいと感じました。
●気持ちは、一生、きりかえられません。ただ、抗議しても判定は履らないし、なんのメリットもありませんから。
●苦しいことの先に、あたらしいなにかが見つかると信じています。
●どんな状況でも、自分のパフォーマンスをしなくちゃいけません。どんな状況でも、一定のラインをクリアするのがプロですから。
●自分の力を完全には発揮できない時は、それを相手に悟られないようにしないといけません。
●自分のしたことに人が評価をくだす、それは自由ですけれども、それによって、自分を惑わされたくないのです。
●最初はマネごとみたいなところからはじまりますよね。いろんな人のフォームをマネたりして、なんとなくいまの自分がいるという感じはあります。
●練習で100%自分を作らないと、打席に立つことはできません。自分の「形」を見つけていないと、どん底まで、落とされます。
●言いかたは悪いですけど、これからは自分勝手に、自分がやりたいことをやって、それを見て人がたのしいかどうかは気にしません。そういう生き方をしていいきたいと思っています。
●見てくれている人とは、長く、強いつながりを持ちたいのです。
●自分以外の人たちが作る状況によって、自分が幸せに感じられる、嬉しく感じられるとは思いません。
●突出した実力者になるには、長い間、安定した成績を残さないといけません。
●行く気落ちは大事です。抑える気持ちも大事です。そこのバランスです。
●勝負の世界っていうのは、結果を出さないとものを言えない世界ですから。
●キライなことをやれといわれてやれる能力は、後でかならず生きてきます。
●メジャーリーガーのすごいところは、一度「あ、すごい選手だ」と認めたら、2500本もヒットを打っている選手でも、ききに来ます。それが偉大な点ですね。
●考えて「実行して見せてやること」の効果は大きいです。

やはり、イチローは只者ではありませんね。