最強・最短の自己投資は「読書」である・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1504)】
セイヨウキョウチクトウが白い花を、ナツツバキが白い花を、ユリが赤紫色の花を咲かせています。さまざまな色合いのタチアオイが咲き競っています。ニワトコが赤い実を、ナツグミが赤い実を付けています。因みに、本日の歩数は10,666でした。
閑話休題、『できる人の読書術』(堀紘一著、ダイヤモンド社)のエッセンスを一言で言えば、「最強・最短の自己投資は『読書』である」ということになります。
「AIはディープラーニング(深層学習)という技術で進化してきた。ディープラーニングは、人間の学習法、つまり読書を真似たものだ。読書を習慣にしていると、ディープラーニングを繰り返すことでAIが賢くなるように、ビジネスパーソンも二流から一流へ、そして一流から超一流へと自らを成長させられる」。
「二流と一流の差は、『教養』があるかどうかにある。二流には、にわか仕込みの知識はあったとしても、それが教養のレベルまで昇華されていない。・・・次に一流と超一流の差はどこにあるのか。それは『洞察力』があるかないかにある」。
「英語で知恵は『wisdom』、知識は『knowledge』という。知識がないと知恵は出てこないが、知識があるからといって必ずしも知恵が出てくるわけではない。そこが教養の難しいところである」。
「洞察力の礎となるのは『考える力』である。そして、読書の最大の効用は、この考える力が高められる点にある」。
「読書をインターネットと同じように、単に情報や知識を得るための手段だと勘違いしている人も少なくない。挙げ句の果てに、ネットならすぐに情報が得られるのに、本だと時間がかかるので非効率だと否定する。とんでもない勘違いだ。いくらネット検索をしてみても、情報や知識が手っ取り早く得られるだけで、いつまで経っても考える力は養われない」。
「古典に慣れ親しんで学び、巨人の肩に乗るのは、むしろ効率的なのだ。過去の先達が人生をかけて、苦労して結晶化した知識をわずか4~5時間で学べるのだから、こんなにありがたくて狡い話は、実はないのである」。
私のこれまでの長い人生経験に照らして、「最強・最短の自己投資は『読書』である」という著者の主張に、全面的に賛成です。