政府を当てにせず、学び直し、自身の価値を高めよ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2794)】
【読書クラブ 本好きですか? 2022年12月10日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2794)
モズの雌(写真1)、ハシボソガラス(写真2~5)の群れをカメラに収めました。ヒマラヤスギの雄花が落下しています(写真6~8)。ヒマラヤスギの落下した球果の先端はバラの花のような形をしているので、「シダーローズ」と呼ばれます(写真8)。因みに、本日の歩数は13,143でした。
閑話休題、『大前研一 日本の論点 2023~24――「超円安」「分断化」を生き抜くリスキリング革命』(大前研一著、プレジデント社)で大前研一が訴えたいことは、明快です。「政府を当てにせず、学び直し(リスキリング、リカレント教育)による自身の価値を高めることを心がけてもらいたい。私の言う学び直しとは、単にプログラミングなどのデジタルスキルを身につけるだけではない。むしろコンピュータにはできない、0から1を生み出す『構想力』など、人間ならではの技を身につけることである。混迷の時代に自分を守ることができるのは、自分自身にほかならないのだ」。
とりわけ強く印象に残ったのは、これらのアドヴァイスです。
●大切な資産の運用は、金銭感覚を身につけて、国任せにするな。
●「考える力」は偏差値では測れないと心得よ。偏差値は「人生のある一時期に、あるコンディションのなかで、試験にうまく回答できた」という意味でしかない。しかも、試験問題の9割以上は記憶力を試すもので、正解がある。
●もはや、医者は「安定かつ高収入」ではないと知れ。
●正解がないこれからの時代の日本のリーダーは、ゼロからイチを生み出すための「構想力」を身につけよ。