榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

目の保養になる、水彩で描かれた美しい女性たち・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1766)】

【amazon 『水彩で描く美しい人』 カスタマーレビュー 2020年2月14日】 情熱的読書人間のないしょ話(1766)

あちこちから、白いウメ、赤いウメの芳香が漂ってきます。因みに、本日の歩数は10,487でした。

閑話休題、私は不埒な精神で、『水彩で描く美しい人――人気画家6人のテクニック』(日貿出版社編、日貿出版社)を手にしたことを白状します。6人の人気画家の水彩のテクニックを学ぼうとしたわけではなく、彼らが描く美しい女性に興味があっただけなのです。

松林淳描くところの「サマーメモリー」の女性には、思わず見入ってしまいました。「全体を緑で統一し、植物に溶け込むような効果を出しています」。

「余韻」は、上半身ヌードです。「カーテンの隙間から、逆光気味に差す光の美しさを出しました。特に胸に当たる光を綺麗に表現するために、その他の部分はほとんど影になっています」。

村田旭の「陽の中のLimina」は、カザフスタンの女性です。「(滞在中の)お世話役の大学生に民族衣装でモデルになってもらいました。エメラルドの空に澄んだ笑顔がとても眩しかった」。

「むめ一輪ほどの」の女性は、清楚です。「早春の陽をあびて薄紅色のショールがキラキラと光る、これから少しずつ暖かくなるそんな希望の日に『むめ(=梅)一輪ほどのあたたかさ』」。

「アマリリスforリバース」の女性は、上目遣いに、少し厳しい表情をしています。「アマリリスの花言葉はsplendid beauty・輝くばかりの美しさ」。

おかげで、目の保養ができましたが、女房には内緒です。