榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

電子印鑑の入門書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2447)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年12月29日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2447)

野鳥観察仲間から稀少種アメリカコガモを撮影した場所を教えてもらい、この数日間、通い詰めているが、残念ながら未だ遭遇できていない(涙)。ヒドリガモ(写真1~4)、カルガモ(写真5、6)、マガモ(写真5~7)、ハシボソガラス(写真8、9)、シジュウカラ(写真10)をカメラに収めました。センダン(写真11~13)が黄色く熟した実をたくさん付けています。パンパスグラス(シロガネヨシ。写真14)の写真を撮っていたら、そこの主から、一株持っていきませんか、と言われてしまいました(笑)。

閑話休題、このほど、私を担当している編集者たちから電子印鑑にしてもらえないかとの依頼が相次いだので、『まるわかり! 電子印鑑――知識ゼロからはじめるDX(2021年度版)』(白秋社編集部編、白秋社)を手にしました。

「コロナ禍で明らかになったのは、非効率なワークフローです。会社からテレワークの指示を出ているにもかかわらず、管理職は『押印だけのために出社する』、部下は『ハンコをもらうために、上長の出勤日時に合わせて出勤する』など、大きな矛盾が生じています。これでは、業務の効率化はおぼつかないですし、テレワークの完全導入などは夢物語でしょう。本書は、そんな問題を解決する『最初の一歩』として、『電子印鑑の導入方法や利用方法』を紹介していきます。会社(あなた)がビジネスプロセスの中に電子印鑑を組み込むことで、テレワークが導入しやすくなるばかりでなく、業務の時間短縮、コスト削減を実現し、外部企業との連携もスムーズになります。もちろん大企業ばかりでなく、中小企業や個人事業主(フリーランス)などにとっても、とても重要です。今後、取引先から電子印鑑での対応を求められる可能性も高まっていますから」。

本書で学んだことを下記に略記します。
●電子印鑑の2タイプ
 ▶単純に印影を画像データに変換したもの
 ▶印影に識別情報なども含めてデータ化されたもの
●電子署名が証明すること
 ▶署名した本人が作成したこと(本人性)
 ▶署名した文書が改竄されていないこと(完全性・原本性)
●電子署名とデジタル署名
 ▶電子署名とは、電子文書の本人証明をする仕組みや技術の総称
 ▶デジタル署名は、電子署名の一種で、ハッシュ関数や公開鍵暗号方式を用いセキリュティを強化したもの
 ▶電子署名は、電子署名法に準拠すれば法的な効果がある

ITが苦手な私には難しそうだが、勇気を奮って第一歩を踏み出してみようかな。