榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

数学的思考=定義×(分解+比較)×(構造化+モデル化)・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2968)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年6月2日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2968)

2号台風と雨――。昨日の藤井聡太の快挙に拍手。人間性も素晴らしい!

閑話休題、『説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング――説得力が飛躍的にアップする28問』(深沢真太郎著、PHPビジネス新書)から、数学的話し方のエッセンスを学ぶことができました。

●「数学」と「数学的」は違う。
●「話し方」は「思考」で決まる。
●「数学的思考」ができれば「数学的に話す」もできる。
●「数字で話す」ではなく「数学的に話す」。
●数学的思考は5つの行為――定義、分解、比較、構造化、モデル化――で成り立っている。
●数学的思考=定義×(分解+比較)×(構造化+モデル化)。数学は、まず定義し、次に分解し、最後に体系化することで物事を説明する学問。分解は具体的には分解と比較で成り立っており、体系化は構造化とモデル化で成り立っている。
●話し方の型――導入→主張→解説→結論。
●難しい伝達は、小さく分けて伝える。「因数分解」してから話す。