榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

こうしたら古生物を飼育する動物園ができるぞ!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3256)

【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2024年3月15日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3256)

タシギ(写真1、2)、バン(写真3、4)、オオバン(写真5)、コガモの雄と雌(写真6、手前が雄)、オカヨシガモの雄(写真7)、雌(写真8)、ハシビロガモの雄(写真9)、ダイサギ(写真10)をカメラに収めました。ハナモモ(写真11~13)が咲いています。

閑話休題、『古生物動物園のつくり方――生物ミステリー プロが真面目に飼育施設を考えてみた』(土屋健著、黒丸イラスト原案、土屋香絵、佐野祐介飼育監修、古生物動物園研究者チーム生物監修、技術評論社)は、ティラノサウルスなどの古生物の動物園をつくるならこうしたいという奇想天外だが、高度に専門的な、古生物好きには堪らない一冊です。

飛翔する古生物はどう飼育する、広い平原が好きな古生物はどう飼育する、おとなしい小型古生物と触れ合うにするにはどうする、肉大好き古生物はどう飼育する、水辺を好む古生物はどう飼育する――と、古生物学の専門家と動物園飼育の専門家が叡智を結集しているので、面白くないはずがありません!

施設の具体的なイラストを見ながらページを捲っていると、自分も研究者チームの一員になったかのような錯覚を覚えてしまいました。