こうしたら古生物を飼育する水族館ができるぞ!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3262)】
【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2024年3月21日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3262)
トサミズキ(写真1)、ユキヤナギ(写真2、3)、アセビ(写真4、5)、ハーデンベルギア・ヴィオラセア(写真6)、ムスカリ(写真7)が咲いています。サクラソウ(写真8~10)が独特の香りを漂わせています。カラタチバナ(ヒャクリョウ。写真11)が実を付けています。
閑話休題、『古生物水族館のつくり方――生物ミステリー プロが真面目に飼育施設を考えてみた』(土屋健著、ツク之助絵、伊東隆臣飼育監修、古生物水族館研究者チーム生物監修、技術評論社)は、アノマロカリスなどの古生物の水族館をつくるならこうしたいという奇想天外だが、高度に専門的な、古生物好きには堪らない一冊です。
サメとその仲間たちの古生物の施設、世界の水棲古生物の施設、身近な古生物と触れ合える施設、クジラの仲間の古生物を飼育するドーム、水棲古生物を飼育するビーチと入江――と、古生物学の専門家と水族館飼育の専門家が叡智を結集しているので、面白くないはずがありありません!
施設の具体的なイラストを見ながらページを捲っていると、自分も研究者チームの一員になったかのような錯覚を覚えてしまいました。