榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

年齢を重ねた人向けの読書論・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3283)

【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2024年4月8日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3283)

我が家の庭師(女房)から、タチツボスミレ(写真1)が咲いているわよ、よその植物は詳しいのに、うちの植物には気がつかないのね、と言われてしまいました(汗)。そう言うけど、クルメツツジ(キリシマツツジ。写真2)、モクレン(シモクレン。写真3、4)が咲いているのには、ちゃんと気づいているよと呟く私。近くのソメイヨシノ(写真5~8)並木、シダレザクラ(写真9~11)を二人で楽しみました。ウコン(写真12)も間もなく咲きそうです。

閑話休題、『人生最後に後悔しないための読書論』(齋藤孝著、中公新書ラクレ)では、年齢を重ねた人向けの読書論が展開されています。

著者が薦める本で強く印象に残ったのは、下記の6作品です。

●森村誠一の『老いる意味』――認知症と闘った作家の記録

●弘兼憲史の『弘兼流60歳からの手ぶら人生』――60歳を過ぎたら身軽になろう

●阿刀田高の『ナポレオン狂』――短篇の名手の作品でドキドキしよう

●ミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』――全く別の人生を疑似体験する魅力

●米原万里の『打ちのめされるようなすごい本』――自分に合う「書評家」を見つけよう

●ガルシア・マルケスの『百年の孤独』――挫折した本に、今こそ再チャレンジ