ジーン・シャープの「戦略的非暴力闘争論」について理解を深めることができた・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3297)】
植物観察会に参加しました。ノヂシャ(写真1)、ホウチャクソウ(写真2、3)、オオジシバリ(写真4)、オニタビラコ(写真5)、ヤブタビラコ(写真6)、スイバの雄花(写真7)、雌花(写真8)、ユーフォルビア・カラキアス・ウルフェニー(写真9)、コメツブツメクサ(写真10)、カラスノエンドウ(写真11、12)、スズメノエンドウ(写真13)、カラスムギ(写真14)、ハルガヤ(写真15)、ケナシチガヤ(写真16)を観察することができました。ホオジロの雄(写真17)、ミスジマイマイ(写真18)をカメラに収めました。
閑話休題、『独裁体制から民主主義へ――権力に対抗するための教科書』(ジーン・シャープ著、瀧口範子訳、ちくま学芸文庫)に対する私の読後感が間違っていないか気になって、『ジーン・シャープ 独裁体制から民主主義へ――非暴力という「武器」』(中見真理著、NHK出版・NHK 100分de名著)を手にしました。
中見真理の的を射た解説のおかげで、ジーン・シャープの「戦略的非暴力闘争論」について理解を深めることができました。
●独裁政権は思いのままに軍隊や治安機関を操作できるため、市民は暴力で対抗しても勝ち目はない。しかし、民衆が非暴力的な手段で抵抗すれば、独裁政権が持つ根源的な力を削ぐことはできる。
●独裁体制は見かけほど強くない。独裁体制の力の源を断つことがポイントだ。
●とりたてて勇敢でも立派でもない「普通の人」が、日常生活の延長として抵抗運動の一翼を担うことを目指している。
●「隠れた不服従」で独裁者の力を奪う。
●暴力に対して非暴力で対抗する場合にも、軍事のように戦略を練って周到に準備し、非暴力で闘うための知識やスキルを身につけておく必要がある。
●抵抗運動の核となる組織を強化する。
●暴力的抵抗の勝率26%に対し、非暴力抵抗の勝率は53%という調査結果が出ている。