小川洋子は、物語の役割、作家の役割をどう考えているのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3394)】
【読書の森 2024年7月28日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3394)
カンナ(写真1)が咲いています。腹黒い私は、黒いスイカ(黒小玉。写真2、3)の中身が気になっていたが、黒くなく真っ赤で美味でした(笑)。
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閑話休題、『つながる読書――10代に推したいこの一冊』(小池陽慈編、ちくまプリマー新書)は、10代の若者向けの読書の勧めだが、幸運にも、高齢者の私も読みたい本が見つかりました。
『物語の役割』(小川洋子著)がそれです。「現実を物語にして自分のなかに積み重ねていく。そういう意味でいえば、誰でも生きている限りは物語を必要としており、物語に助けられながら、どうにか現実との折り合いをつけているのです」。
小川洋子は、物語の役割、作家の役割をどう考えているのか、もっと知りたくなってしまいました。早速、私の「読みたい本」リストに『物語の役割』が加わったことは言うまでもありません。