長崎に引っ越してきた男の子が精霊流しで出会った、長崎弁を話す不思議な女の子・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3416)】
【読書の森 2024年8月20日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3416)
夕焼けを眺めながら、散策。アブラゼミの雄(写真3)をカメラに収めました。アメリカフヨウ(写真4)、ノカンゾウ(写真5)、芳香を漂わせるオシロイバナ(写真6~8)が咲いています。
閑話休題、『長崎のふしぎな女の子』(大川悦生作、宮崎耕平絵、ポプラ社)は、不思議な女の子が登場する絵本です。
東京から長崎に引っ越してきた小学2年生のあきらは、初めて精霊流しを見に出かけます。
そこで、長崎弁を話す、体全体が透き通るみたいな女の子・なつえと出会い、いろいろと不思議な体験をします。
なつえに連れられて辿り着いた学校の前で、「あきらくん、うちに 学校 どこと きいたでしょ。ここが うちの 学校やった。や・ま・ざ・と・国民学校」。「国民学校だって?」。「ちごうた、いまは 小学校やねえ」。
なつえの正体は・・・。
子供だけでなく、大人も戦争について考えさせられる一冊です。