密室トリックの屈指の名作・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3511)】
【読書の森 2024年11月18日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3511)
シシユズ(別名:オニユズ。写真1、2)、ナツミカン(写真3)、ウンシュウミカン(写真4)、カキ(写真5)、カラスウリ(写真6)、ソヨゴ(写真7、8)、センリョウ(写真9、10)が実を付けています。我が家では、マンリョウ(写真11、12)、オモト(写真13)が実を付けています。10月20日の谷津ミュージアム見学会で私が水生生物の撮影に夢中になっているところを写した写真が同行者から送られてきました。写真に写っている参加仲間の孫娘は私のウラギンシジミ探しを熱心に手伝ってくれ、世代を超えて小さな友情が生まれました(写真14)。
閑話休題、『世界短編傑作集(3)』(アントニー・ウイン著、江戸川乱歩編、創元推理文庫)に収められている『密室の行者』(ロナルド・A・ノックス著、中村能三訳)が密室トリックの屈指の名作と言われていると知り、無性に読みたくなりました。
読後の感想は、脱帽!の一語。
風変わりな億万長者、ハーバート・ジャービソン(53歳)が密室内のベッドで死んでいるのが発見されます。自ら鍵をかけて密室に籠もって10日目に餓死していたのです。周囲には、持ち込まれた十分な食物があったのに。
不屈の精神をもって聞こえた秘密探偵、マイルズ・ブレドンが、自殺ではなく他殺と見破り、犯人を突き止めます。
果たして、その殺人トリックとは?