目指すべき博物館DXと次世代考古学とは何か・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3531)】
セグロセキレイ(写真1)、ハクセキレイ(写真2)、キジバト(写真3)、ハシボソガラス(写真4)、ハシブトガラス(写真5)をカメラに収めました。ツバキ(写真6、7)が咲いています。ナツメ(写真8)が実を付けています。イチョウ(写真9)の落ち葉が絨毯のようです。大谷翔平(写真10)は、内面も外面もかっこいいなあ!
閑話休題、『博物館DXと次世代考古学』(野口淳・村野正景編、雄山閣)のおかげで、博物館DXと次世代考古学という新しい動きについて学ぶことができました。
社会全体の要望により、博物館活動のデジタル化が世界各地で進んでいます。日本でも2022年4月に公布された改正博物館法等でDXが重視されています。昨今の博物館の利用者や関係者は各種デジタル情報を求めています。乱暴な言い方が許されるならば、DXに取り組まぬ博物館は世の流れから取り残されてしまうでしょう。
次世代考古学は、具体的には、「3次元考古学」、「文・理・医の融合考古学」、「進化したパブリックアーケオロジー」の3つです。これらの実践の場として、かつ研究成果の共有・普及の場として博物館は欠かせません。
「3次元考古学」は、3Dの考古学であり、さまざまな状況・対象に即した3次元計測法の開拓と、そのデータの活用に基づいた考古学の実践です。
「文・理・医の融合考古学」は、理系・医系の先進的な新技術や成果を積極的に取り入れ、考古学は人文・社会系の学問であるという枠を外していこうという考えに基づいています。
「進化したパブリックアーケオロジー」は、公共考古学であり、国際貢献を実践していくとともに、地域住民と協力し活力ある地域社会を創り出すなど、研究成果を社会還元・社会実装していこうというものです。
今後、博物館を訪れるとき、今回の学びが役立つといいのですが。