分身ロボットとは、どういうものか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3602)】
【読書の森 2025年2月14日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3602)
私たち夫婦の掛かり付け歯科、千葉・流山の「ほんだ歯科医院おおたかの森」は、いつ訪れても安らぐ空間です。譽田徹理事長は技術が確かで説明が丁寧・的確。受付と歯科衛生士は明るくフレンドリー。待合室の季節ごとの飾り付けは受付の担当です。受付の柴田さんと歯科衛生士の安蒜さんの笑顔をパチリ!
閑話休題、『分身ロボットとのつきあい方』(江間有沙著、岩波ジュニアスタートブックス)のおかげで、分身ロボットについて理解を深めることができました。
本書で扱われているのは、日本の株式会社オリィ研究所が開発したOriHime(オリヒメ)という分身ロボットです。「両手に乗るサイズの、真っ白な二頭身ロボット。目は緑色で、やや釣り目がち。鳥の羽のような形の両手をパタパタさせてあいさつするその声は、とても流暢で生き生きとしています」。
OriHimeパイロットと呼ばれる人間が、パソコンやスマートフォン、タブレットを使ってOriHimeを遠隔操作できるため、障がいや難病などさまざまな理由で外出が難しい移動困難者の可能性を広げる役割を担っています。
パイロットたちは、カフェの店員、県庁や病院などの施設での受付の案内、高齢者施設での話し相手など、全国のさまざまな場所で仕事をしています。
分身ロボットは職場だけでなく、学校でも使われています。怪我や病気で学校に行けない児童生徒は、分身ロボットを使って授業を享けたり、学校で友達や先生との会話を楽しんだりすることができます。
OriHimeを使えば、その場にいなくても「そこにいる」という存在感があります。離れていても、みんなと繋がることができるのです。