榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

野鳥観察・撮影の猛者たちが薦める野鳥図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3603)】

【読書の森 2025年2月15日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3603)

アオジの雄(写真1~4)、シロハラ(写真5、6)をカメラに収めました。

閑話休題、先日、日本では数例しか観察記録がないという、ごく稀な迷鳥・ヤブヨシキリ(別名:シベリアヨシキリ。写真7)の撮影に挑戦した際、驚くことがありました。集まっていた野鳥観察・撮影の猛者たちが口々に、尊敬の念を込めて、野鳥の写真に関しては真木広造さんが一番だと言うのです。早速、『日本の野鳥650(決定版)』(真木広造写真、大西敏一・五百澤日丸解説、平凡社。写真8)を購入しました。

識別に役立つ豊富な生態写真、種類・性別・年齢・タイプの違いなどの行き届いた解説――と、さまざまな工夫が凝らされているではありませんか。猛者たちの高評価は尤もと納得。

例えば、ヤブヨシキリ(写真9)、コクマルガラス(写真10)、カワラヒワ(写真11)は、最新情報を踏まえて、このように詳しく解説されています。

これまで愛用してきた『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』(樋口広芳監修、石田光史著、ナツメ社)と『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670(第4版)』(永井真人著、茂田良光監修、文一総合出版)に、今回、本書が加わったことで、明日からのバード・ウォッチングが楽しみと、浮き浮きしています。