稀代の敏腕プロデューサー・蔦屋重三郎の戦略・戦術に学ぼう・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3708)】
【読書の森 2025年5月22日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3708)
セイヨウキンシバイ(学名:ヒペリカム・カリキナム。写真1~3)、クロタネソウ(写真4、5)、ヒエンソウ(学名:コンソリダ・アジャシス。写真6)、ウケザキクンシラン(写真7)、スカシユリ‘ロリポップ’(写真8)、ツリガネカズラ(写真9、10)、サツキ(写真11、12)が咲いています。除草剤を使用しない我が家の庭師(女房)にとって、ドクダミ(写真13、14)は手強い好敵手です。
閑話休題、『蔦屋重三郎のバズる力――「落ち目」をV字回復させ、10倍売り伸ばす方法』(鈴木博毅著、ビジネス社)は、稀代の敏腕プロデューサーにしてマーケター・蔦屋重三郎から、その戦略・戦術を学ぼうという一冊です。
蔦重の戦略・戦術は多岐に亘っているので、私なりに整理してみました。
●ビジネスのスタート時は、リスクを排除するため、後発戦略を採用する。
●「商売の本質」を見極める。
●小さな縁から信頼関係を結び、人脈ネットワークを構築する。
●その分野のトップ人材から人脈を構築する。
●人間関係においては、「相手との共感」、「相手への心からの敬意」を旨とする。
●異分野の人材と化学反応を起こす。
●「場」を作り、周囲の人間の才能を引き寄せる。
●市場と顧客を拡大するため、市場洞察を進化させ、イノヴェーションを継続する。
●新たな顧客層を開拓するため、「試験的テーマ・試験的コンセプト」を定期的に試行する。
●他者の成功例から学ぶ。
●理解を得易いヴィジュアル化を推進する。
蔦重が現代に現れたら、どんな活躍を見せてくれるだろうか。