「25分の作業+5分の休憩」を1単位とすると、仕事の効率がぐんと上がる・・・【MRのための読書論(161)】
ポモドーロ・テクニック
『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る――ポモドーロ・テクニック入門』(フランチェスコ・シリロ著、斉藤裕一訳、CCCメディアハウス)は、仕事の効率性・生産性を上げる方法として、世界中のエグゼクティヴに広まっている「ポモドーロ・テクニック」の開発者の手になる手引き書である。
準備
●ポモドーロ(キッチンタイマー)
●「仕事の在庫」シート
●「今日やること」シート
●「記録」シート
手順
●ポモドーロ・テクニックは、25分間の作業と5分間の休憩を1単位とする。
●一日の初めに、「仕事の在庫」シートから、その日に片付けたいと思うものを選び出し、重要な順に「今日やること」シートに記入する。
●ポモドーロを25分にセットし、「今日やること」シートの中の最初の作業に取りかかる。
●25分間、中断することなく作業に集中する。
●ポモドーロが鳴ったら、「今日やること」シートのその作業に「×」印を1つ付け、5分間の休憩を取る。
●休憩時間が終わったら、ポモドーロを25分にセットして、再び作業を続ける。ポモドーロが鳴ったら、その作業に「×」印を追加する。
●「×」印が4つになったら、15~30分間の休憩を取る。
●作業が完了するまでポモドーロを繰り返し、「今日やること」シートの完了した作業を横線で消す。
●一日の終わりに、「記録」シートに、その作業が完了するまでに要したポモドーロの総数を記入する。
応用
●仕事の作業の進行チェック、プロジェクトの進行チェックなど
●企画書の作成、報告書の作成など
●プレゼンテーションの準備、イヴェントの準備など
●研修の進行チェック、個人的な勉強の進行チェックなど
個人がポモドーロ・テクニックを習得する方法は上記のとおりであるが、本書では、チームとしてポモドーロ・テクニックを活用する方法も詳細に解説されている。
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