保護した3匹の子モモンガたちとの日々、そして別れ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2312)】
ミンミンゼミの雄(写真1~3)、アブラゼミ(写真6、7)をカメラに収めました。手で捕まえたミンミンゼミの雄(写真4、5)の写真を撮ってから、放してやりました。雄なので腹弁が目立ちます。イネ(写真8~10)が育っています。イネにハネナガイナゴ(写真11)、コバネイナゴ(写真12)が群がっています。イナゴの幼虫(写真13)もいます。
閑話休題、『先生、頭突き中のヤギが尻尾で笑っています!――[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学』(小林朋道著、築地書館)では、「子モモンガを育てて彼らが森に旅立つまで――たくさんの思い出をありがとう。元気でね!」が、とりわけ印象に残りました。
「3匹の子モモンガたちを育てることになった(そして子育てに奮闘している)ところまではお話しした。その後、私をまったく怖がらない(それどころか私にくっつこう、くっつこうとする)子モモンガたちだからこそ可能な実験をさせてもらい、餌の用意と食事マナーの指導、そして野生へ帰るための滑空のトレーニングなども行った。森に返す時期は、私がニホンモモンガの生活史も考慮しながら考えに考えぬいて決めた。私の読みに間違いはなかった。私との別れを惜しみつつ、元気に森に帰っていった。今でも、森に返すために一緒に頑張ったころのチビ助たちのあどけない顔、そして、森で最後の別れをしたときの私を見つめるたくましくなった顔を思い出すと、ほんとうに胸が締めつけられる思いがする(いやほんとうに)」。
「これは大変貴重な写真。歯で私の指の毛(少しはある)を『毛づくろい』してくれているやさしい子(です)」というキャプションが付された写真の子モモンガは、円らな瞳が本当に愛くるしいです。
「私が差し出したミルクを入れたスポイトを両手にもってゴクゴク飲んでいる」という写真の子モモンガは、二本足で踏ん張っています。
「大学林の野外ケージに引っ越した3匹の子モモンガ。私を見つけると巣箱の上や柱からこっちを向いて飛びつこうとする姿勢をとった」という写真の子モモンガたちの愛らしさ!