榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

人目を惹かずには措かない世界の節足動物、昆虫たちが勢揃い・・・【情熱的読書人間のないしょ話(831)】

【amazon 『世界の奇虫図鑑』 カスタマーレビュー 2017年7月31日】 情熱的読書人間のないしょ話(831)

我が家では、キジバトのカップルが巣作りに励んでいます。かなり長い小枝を銜えているところをカメラに収めました。散策中、シオカラトンボの雌(ムギワラトンボとも呼ばれる)に出会いました。モミジアオイが赤い花を咲かせています。この季節のホウキギ(ホウキグサ、コキア)の葉は鮮やかな緑色です。陽を浴びたエノコログサの穂が揺れています。ゴーヤーが実をたくさんぶら下げています。リンゴが実を付けています。今シーズン初めて、ツクツクホウシの鳴き声を耳にしました。因みに、本日の歩数は10,751でした。

閑話休題、『世界の奇虫図鑑――キモカワイイ虫たちに出会える』(田邊拓哉著、誠文堂新光社)には、人目を惹かずには措かない世界の節足動物(クモ類、サソリ類、ムカデ類、ヤスデ類)や昆虫などが集合しています。

それぞれの写真とともに、その形態、生態が説明されているだけでなく、充実した「入手と飼育」情報が添えられているのが、本書の特徴です。 

●まるで乾燥ワカメ! ゴーストマンティス
●カマキリの悪魔王 ニセハナマオウカマキリ
●兜をかぶった特大ゴキブリ オブロンゴナータヒッシングローチ
●世界最重のヘビー級ゴキブリ ヨロイモグラゴキブリ
●その牙、セイウチの如し ワスレナグモ(分布:日本)
●見ためは完全に鳥の糞 トリノフンダマシ(分布:日本)
●初心者向けなのに最大級のサソリ ダイオウサソリ
●名実共に「G」級オオムカデ ペルビアンジャイアントセンチピード
●岩陰に潜む小さな狩人 イソカニムシ(分布:日本)
●世界の厄介者が高級食材にも変身 アフリカマイマイ
●翡翠の殻持つ森の巻き貝 アオミオカタニシ(分布:日本、台湾、パプアニューギニア)
●山奥の大ナメクジ ヤマナメクジ(分布:日本)

といった個性的な役者勢揃いの一冊です。